ラーが最後に教えた講座

今日(3月12日)は ヒューマンデザイン/BG5 創始者ラーの命日です。

2011年3月12日。東日本大震災の翌日に、ラーは命を引き取りました。

ラーが最後に教えた講座は、「OC16」(ラージビジネスに関するメソッド)だったそうです。そして、「OC16」に関しては、ラーはこの1回しか教えませんでした。

ラーは無意識の概念化から出てくる言葉で、話しながら講座を構築し(本人談)、毎回アレンジしながら、納得したものに仕上げていました。ですから、「最初はこう言ってたけど、あとからこう言い直している」ということを、色々な先生からよく聞きました。

ラーの講義録であるe-bookの情報を独学(日本では翻訳)したただけだと、違うってこともあるんですよね。(独学の際や、翻訳しただけで正規の講座を受けていない人は、その辺を理解しておいてくださいね。)

今日も、BG5のセメスター3を教えていましたけど、「ラーはこう言っていたけど、実際の現場で私たちが感じているのは、こうです」ということも教えています。BG5を統括している「BG5 Business Institute」は、名前の通り「研究所」ですから、ラーが教えたものを守りつつも、変わりゆく時代に合わせて、情報をアップデートさせているんです。

そもそも、「ヒューマンデザイン・システム」自体も、ラーが研究を重ねてシステム化したものです。最初から4つのタイプがあったわけではありません。

ラーが1回しか教えなかったOC16は、さらに、ラーにとっては完璧なものではなかったと思われます。

今現在、OC16を復習中なのですが、2027年が近づいてきた今だからこそ、この情報がより有効活用できるのだということも感じています。

ラーは、OC16の情報の原型を後世に残しておくだけで十分だったのです。

これを実社会で実験してブラシュアップしていく仕事は、ラーの役割ではなかったのですよね。

BG5もOC16も、働く社会は、ビルダー(ジェネレーター)が中心です。そして、これからの時代はイニシエーター(マニフェスター)からのトップダウンではなく、アドバイザー(プロジェクター)がフラットな社会でビルダー達をガイドしていく役割になっていきます。

だからこそ、ビルダーとアドバイザーたちが中心になって、OC16論を実践・実験・観察・改善してくのだと思います。

ですが、当然ながら、全てのタイプが必要です。イニシエーターのか意志力や、エバリュエーターの全体を評価する能力も、私たちには必要です。

OC16は、新しい時代における組織の構築方法を伝えています。

昔は、トップダウンの命令で組織が動いていましたが、今はそれやると「パワハラ」になりかねなません。

みんなが心地よく働ける組織にしていくことが求められていている今の時代だからこそ、私達の無意識のメカニズムをうまく利用して、組織を作り上げていくことのできるBG5やOC16が必要なんです。

いよいよ、新しい時代への加速が始まりました。

ラーが最後に残してくれたOC16の情報をしっかり学び、適用させていきたいです。

ラーが目指していたものを引き継ぎ、完成に近づけていきます。

ありがとうございます。