マイダンジョンカードについて
先日、
国際ヒューマンデザインスクール仲間の
諸星和子さんと共同開催した
ライブ配信にて、
こんな質問がありました
「長年ヒューマンデザインに関わられてるお二方は、
マイダンジョンカードについて、どうお考えでしょうか?」
私は、
「ヒューマンデザインの入り口としては、
すごく良いツールだと思います」
と答えた上で
「内容については、
回路群などを無視したものがあるから・・・
(つまり、深い要素を取り入れていない)」
ということも付け加えましたが、
改めて、ここでもお伝えしておきたいと思います。
すごーーーーく
長くなりますが、
興味のある方のみ、
お読みいただけますでしょうか?
なんでもそうですが、
物事には、様々な側面がありますよね。
特に、こういった奥の深い知識に関しては
講師やアナリストだけが知っていたらいい情報
というのは
一般の人には難しすぎます。
おかゆ状態にして、伝えてあげないと
多くの方には伝わりません。
マイダンジョンカードは、
おかゆ状態のもので
そこに、作成者の方の
フレーバーがトッピングされています。
ヒューマンデザインを知ってもらうためには
すごくいいツールで、
コンセプトとしても、
ものすごく良くできていると思います。
(偉そうに、ゴメンナサイ)
制作に携われた平松さんとも
何度かお会いして
直接お話を聞いたことがあるのですが、
平松さんたちは
このカードを手にした人が
皆、幸せになるように
祈りを込めて作成されたことを
本人から伺いました。
マイダンジョンカードが
爆発的に広がっているのは、
そういった願いが
込められているおかげでもあると思います。
そして、平松さん自身も
「初心者に」向けたことを意識していらして
長年携わってきた方たちが
反発するのも、当然のことで、
折込済みだと仰っていました。
私のところにも
マイダンジョンカードでヒューマンデザインを知って
色々と検索して
たどり着かれた方が
沢山いらっしゃいます。
そういう意味では、
本当に、あのツールは
ヒューマンデザインを
親しみやすくするために
大成功だったのではないかと
思っています。
ここまでが、ひとつの側面。
ここからが、もう一つの側面。
内容的には
もうちょっと精査してほしかったという
思いはあります。
いえ、かなり、試行錯誤されたとは
伺っておりますし
制作側の方たちは
ヒューマンデザインの
深い知識をお持ちではありませんから
仕方のないことです。
そして、表現方法にも
その方の個性があるのも
重々理解しています。
ただ、
なんで、ここに、この言葉???
というようなところがいくつかあって、
その中でも
エネルギーの捉え方が間違っている
致命的なものは、
HDジャパンに伝え、修正してもらいました。
なんで、もっと他の人たちの目を
入れなかったのだろうと・・・
まー、
HDジャパンの代表自身が
「自分で全責任を負います」って
言ってるので
そこは、代表の責任ですよね。
(って、こんなこと書くから
私がHDジャパンを批判してるって
言われるのですが・・・。
そういうことに蓋をして、
HDジャパンを持ち上げる氣はありません。
批判されないように、しっかりして!と言いたいです)
正直、
ヒューマンデザインの深い知識を
学んだ人から見ても
納得できるようなものでなければ
「ヒューマンデザインの情報が
歪められている」
と、受け取られても仕方ないと思います。
そこが、もう一つの側面。
そして、また別の側面があります・・・
結局これも
フラクタルラインによって
カードにある説明がしっくりくる方と
そうでない方に
分かれます。
マイダンジョンカードに救われた方たちは
きっと
このカードから
情報を得ることを
待っていた人たちですね。
制作者の方たちの
フラクタルラインにある方なのでしょう。
カードの内容に
ものすごく共鳴される方が
いらっしゃる一方、
ピンとこない方も
割といらっしゃいます。
そういう方は、
別の方から
別の方法で伝えられる必要があって
そこに到達するための道のりの一つに
(乗り換え地点のようなもの)
マイダンジョンカードとの
出会いがあるのだと思います。
ここまでをまとめると
1)メリット
ヒューマンデザインをおかゆ状態で
わかりやすく楽しく遊べるツールとして
一般の人に届きやすくなった
2)デメリット
深い情報まで取り入れていないので
疑問が残る表現もある
3)フラクタルラインの視点
ご縁のある方が到達するので、
自分のプロセスを信頼すればいいし
「良い・悪い」ではないと思う
というところです。
ただ、4つ目として
私が一番危惧するのは・・・
思考で決断をしてしまう方を
増やしてしまわないだろうか、
ということです。
しっかりとした方から
学ばずに、
「私はこの必殺技を持っているから、
これを活かすためにこうする」
と、頭で考えて決めるのは、
ヒューマンデザインが最も重要としている
正しい意思決定の方法ではありません。
「必殺技」を活かすためには
正しい意思決定の方法で
進んでいくことで、
自然に出てきたり、出て来なかったり
するものです。
出す必要がない場所で
「私はこれを持ってるから、やるんだ!」
って、頑張ってるとしたら
頑張り方が変わっただけで、
これまでとは何も
違いを生み出しません。
ヒューマンデザインの
それぞれの強味や特性は
「○○か、そうでないか」という
「or not」ということが
必ずついています。
このあたり、
しっかりと
意思決定の方法を理解をしている
アンバサダーや
LYDガイドの方たちから
受けていただきたいですね。
でも、それもこれも、
全て、ご縁があってのことです。
あなたに必要な人や情報は
あなたのもとにやってきますからね。
ヒューマンデザインの深い知識に
到達できる人と
そうでない人と
また、それが必要な人と
そうでない人
これも、決まっています。
どちらが良い・悪いではなく。
結局、私たちは
No Choice なんですよ。
私たちが種として進化していくためには
思考での意思決定で
条件付けされたプログラム通りに
進んでいく人たちも必要なんですよね。
正しい意思決定に従うことで
世界を舞台にした
観察者の意識に到達できます。
「目覚めて生きる」とは、そういうことです。
長くなってしまいましたが
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
他の誰が何と言おうとも、
あなたがどうなのか、
あなたのプロセスの
信頼してくださいね。
Sachiko G.