シャドーをなくすのではなく、「シャドーに対する無知」をなくそう!

BG5サクセスコードには、「シャドーと氣を散らすもの」という項目があります。

(心理学では、シャドウと表記されているようですが、ここでは、BG5のものと区別するため、あえて、「シャドー」と表記させていただきます)

シャドーとは、「影」という意味ですが、「本来のあなたを隠す雲のようなもの」と、BG5&ヒューマンデザインの創始者ラーは語っていました。

シャドーはマインド(思考)と密接に関わっていて、本来のあなたの正しい意思決定から、「不要な恐れや不安」を引き起こし、あなたの決断の邪魔をしてしまいます。

上の画像は私のBG5チャートですが、このチャートから、私がどんなシャドーを持っているのか、客観的にわかります。

シャドーは、なくなりません。 

これを知っておくことは、重要です。

いつまでたっても、あなたを追いかけてきます。

ですから、BG5の目的は、「シャドーをなくす」のではなく、「シャドーに光を当てること」にあります。つまり、シャドーが元になってあれこれ考えてしまうアタマの中を、「それ、シャドーですよ」と、自分で氣付くようにさせて、そこにとらわれないようにさせて、本来の自分の意思決定を貫くようにする、ということです。

そして、もう一つのBG5の目的は、シャドーの部分は、自分で埋める必要がない部分なので、自分にとって正しい意思決定を元に(ここ重要!)、他の人とつながることによって、「シャドーをうまく利用する」ということです。

さて、私の最大のシャドーは、

自分が不十分だと思って、そこを埋めるために、すべてを自分一人でこなそうとすること

です。

私は、自分ひとりで物事を進めるように設計されていません。

ですが、ついつい、自分ですべてを抱えてしまいます。

そして、立場的に、BG5を最初に日本に持ってきた人間として、「この情報がビジネスに使える」ことを証明しなきゃいけないと思って、あれこれ考えてやってしまいます。
(私は、何も「証明」する必要がないにも関わらず、です。客観的にみると、なんと、傲慢なんだろうと思いますよね。)

自分の頭の中でぐるぐると考え出したものは、正しい答えではありません。知識としては分かっていても、いつまでたっても、やってしまいます。

私のデザインは、とても強いマインドがあるので、思考が止まりません。

このチャートある水面下の情報でも、私は戦略的思考を持っていますので(下図)、反応がないときは特に、アタマを使って、ものごとを前に進めようとしてしまうのです。

今朝、カレンさんのコンサルを受けていたのですが、自分の問題だと思うことを話した瞬間、「あー、これ、シャドーだな」と、自分で言って、自分で氣付く・・・ということが、何回かありました。

この「氣付き」が起きるのも、カレンさんとのパートナーシップの要素もあると思います。

カレンさんと私がつながるところは、「Empowerment(力付け)」の部分なので、お互いに力づけあっている感じがします。

そして、カレンさんのコンサル終了後、「あー、私たちは、そのままでいいんだ。そのままの自分でいるだけで、自分のもっているものを必要としている誰かをサポートしたり、力付けたりすることができるんだ」と、実感しました。

BG5の情報を世の中に役立たせる方法は、たくさんあります。そして、そのすべてを、一人の人間が担当することはできないのです。

カレンさんに言われたこと・・・

「教えることって、誰もができるわけじゃないのよ。『私の方がもっとうまく教えられる』って、あなたのことを批判する人がいたとしても、実際にその人がやってみると、うまくできるとは限らない。」

私は、自分のことを「教えるのがうまい」とは思っていませんが、BG5&ヒューマンデザインの論理的な側面を、論理的に伝えることはできていると思います。

そして、振り返ってみると、私は、「日本に入っていない、ヒューマンデザインの上級コースの情報を、日本に持ってくる」という、強い動機で、始めたのでした。

私の目的を果たすためには、その当時のヒューマンデザインジャパンと離れる必要があり、いまに至っています。

この情報が、「ビジネスに活用できるかどうか」は、コンサルタントになられた方や、BG5を学ぶ生徒さん自身が、証明してくれたらいいのですよね。

ラーがセッションで最初に必ず伝えていたこと

‘Do not trust me, don’t believe me—experiment and find out for yourself the validity of Human Design.’(私を信頼しないでください。私の言うことを信じないでください。ヒューマンデザインの有効性を、ご自身で実験して確かめてください。)

この姿勢で伝えていくことを忘れず、この情報が必要な方に届けていきたいと思います。

これまでのたくさんのご縁に感謝です。

ちょうど、あるメルマガで届いた、稲盛和夫さんのコメント「才能を私物化してはならない」ということ。BG5はまさに、そのことを伝えるメソッドでもあると思いますので、忘備録として、記しておきますね。

ありがとうございます。